トータルビューティーカレッジ

2019年08月27日

齋藤瑞子

授業の雰囲気は生徒さんの心構えを教えて下さい。

恵まれた環境の教室の中で 真剣な眼差しの受講生に 知識と経験を通じての実技と講義を交えて 明るい雰囲気の中で授業を進めています 6ケ月の学習で 資格取得を目標に頑張っていますので 受講生の一人一人の熱気が伝わり 質問多く 私達が教わる事も多々あり 勉強になります。

どのような意志で教育していますか

私もトータルビューティーカレッジの卒業生です。私自身も人を幸せに出来る仕事をしたいとの思いから入学しました。 授業を通じてストレスにより傷ついた心や身体に癒しを与えられる仕事と感じて頑張って卒業しましたが、まさか講師として栃木でのこのような重要な仕事に携わらせて頂くとは思いもかけない事でした。 現場では外部とは違う規律正しい雰囲気な中にも、皆さん将来の「新しい道しるべ」になるため資格取得に一生懸命努力されています。 人の幸せのお手伝いを出来ることが、自分の幸せと思えるような気持のこもった施術をするセラピストになって欲しいと願い日々の指導を行っています。

学院長に聞きました

受刑者にセラピスト教育を行う意義と目的は

女性には結婚、育児、仕事、介護など人生の節目を経験し、更年期による体調のバランスを崩す事も多いです。
そして節目に不幸なことに受刑者になってしまった方々も多いと聞いています。
その人達の中で二度と再犯を防ぐためには、誇れる仕事があり、生活の糧があることは重要だと考えています。
また、エステティックは実際に役立つ就職として、訓練を行い社会復帰を目指し、社会貢献したいと思っています。

西尾学院長の念願の職業訓練と言うことで、いつ頃からの構想でしたか

私はこの仕事を始めて約40年ですが、女性として生涯やり続けることができることを実感しています。
また、エステティックの仕事が私を支え、職業人として一人前にしてくれました。そこで施設などでボランティアをやり始めていくうちに約14年位前から、女子受刑者に職業訓練を行えたら、もっと社会的意義があると考えました。

受刑者教育に対して難しいと思うことはありますか

第一期講は2008年1月から試行的に職業訓練をスタートしました。
実施期間は3ケ月で360時間の職業訓練で、法務省によると「受刑者の中でも憧れの職業」と受け止められ試行にあたり受刑者が殺到、約15倍の狭き門の難関を合格した人で生活態度も良好で就職に意欲のある人達ですから教育指導に慣れた講師にとって、新たに感動すら覚え熱意を感じます。
その情熱の驚きと感動のなかで指導を行えることを感謝しています。

今後の活動は?

もちろん法務省の職業訓練の充実を図ると共に、他の施設のボランティア活動に力を注ぎたい。
そのためにも同じ業界のみならず、他の方々にもご支援をたまわりたいと思っています。

エステの社会的使命 大きく前進 BELLEZZa

法務省の職業訓練 下野新聞

受刑者にエステ 読売新聞ONLINE